1920-30's "Boiler Room" Cast Iron Clock

1920〜30年代初頭の【THE STANDARD ELECTRIC TIME CO.】製ボイラールームクロックです。大戦中に軍艦などに使用されていた、シップスクロックと同じルックスで、もしかしたらこの時計も船などで使用されていたかもしれません。3点留めで設置できます。このメーカーの時計の中では、数の少ない非常に珍しいモデルです。

ベースはキャストアイアン（鋳造）製で黒塗装の上から白ペンキが塗られており、ボロボロ＆サビサビです。
文字盤のベゼル部分はキャストブラスにニッケルメッキ仕上げで出来ております。フェイスガラスはフラット型のスモークです。時針のエンド部分は"フィッシュテール"のような形状で、造りが非常に凝っています。重さはずっしりと重いです。
使用場所の性質上、これでも私が今まで見てきた中では非常に良いコンディションです。ご覧の通り、かなりヤレておりますが、壊れている箇所や外観を損ねるヤレも無く、アンティークならではの良い雰囲気です。ひび割れたペイント部分は爪で引っ掻くとポロッと取れてしまう感じですが、通常使用であれば、この雰囲気を維持できるかと思います。
文字盤"11"-"12"間と、"6"-"7"間に経年の点状の塗装剥げの群れがございますが、今後ひどくなるようなものではございません。
電池交換の際はベゼル部分の3本のビス、背面の2本の木ネジの合計5本を取って頂くと文字盤が外れ、ムーブメントにて電池交換＆時刻合わせができます。多少手間ですが、電池交換は年に1度程度です。内部の3本の収縮配線は雰囲気が良いので残しましたが、邪魔な場合は取っても問題ございません。

H:30.5cm×D:10cm
ムーブメントは『カチッカチッ』とならない、スムーズに秒針が動く電池式（平均月差±20秒-単三電池1本）のムーブメントに取り替えてあり、針類も加工をして全てオリジナルを使用しております。秒針は元々ございません。（※電池は付属致しません）