1930's "DUPLEX" Tool Box with Casters

商品詳細

1930年代初頭頃のアメリカ【DUPLEX】社の工具箱です。
インダストリアルアンティーク感がぷんぷんで、塗り重ねられた塗装表面に経年収縮などを起こしており、ただガレージに置いておくだけでも様になる良い雰囲気です。

面白い機構で、上部のハンドルをグッと下方に押すとガチャッ!ガチャッ!と上部2段が軽々と開きます。

わかりづらいですが、フタ部分のダイナミックな "凸凹" ロゴデザインが入っております。
アメリカ本国では『Snap-on“DUPLEX”』と言う人が多いです。実際 >>こちらの【Snap-on】社 の物と幅と奥行きは全く同じで、これらとは異なる上部2段バージョンとなり、Snap-on社にも存在します。このサイズは同社の中では小型でありながらも工具の収納力が高いので一般家庭のガレージでも使用しやすい大きさです。
また、 >> 過去に販売したコチラの【DUPLEX】のデカールにも書かれている通り、Snap-on社と同じパテントが書かれております。詳細は不明ですが、フタ以外の造りも全く同じ、同じ素材なので製造工場等は同じだったと思います。

この個体は【DOUGLAS AIRCRAFT CO,INC. SANTA MONICA CAL.】と後付けされたメタルプレートに書かれている通り、カリフォルニアのサンタモニカに1921年に創業された航空機製造会社で働いていたメカニックの方から回ってきた工具箱です。
最大のウリは、前使用者がメカニックということもあり、工具箱の底のサイズピッタリにカットされた分厚いアルミプレートに、“ボールベアリング内蔵式”のキャストアイアン製キャスターがリベット留めされ、それごと工具箱にボルト留めされております。
このキャスターは見かけによらず非常にスムーズに動くので、工具をパンパンに詰め込んでもガレージでは手や足で軽く押すだけで楽々と移動ができます。


フタのヒンジや鍵留めなどは溶接が取れてしまった箇所をネジやリベットで修理されていたりしますが、さすがメカニック、きっちり直っています。他もダメージや不具合のある箇所はございません。
雑に取り扱われる宿命の製品ですが、現役で普通に使用出来ます。さすが古い物は頑丈ですね。


◆SIZE◆
H:20.5cm(←キャスター込みで26cm、さらにハンドル込みで35.5cm)×W:36cm(←アーム込みで38cm)×D:20.5cm