- 実働品 -(ひかり電話可)1940's U.S.ARMY "2-Way" Chromed Telephone ★BLACK × SILVER★

- 実働品 -
(ひかり電話可)
1940's U.S.ARMY "2-Way" Chromed Telephone
★BLACK × SILVER★

販売価格: 250,000(税込)

在庫数 1点

商品詳細

1940年代(ボディカバーの刻印は1951年)のアメリカ製の電話です。
全体的に、アールデコ期の流れを汲んだ当時らしい流線型のデザインで、なんといってもこの【ブラック × シルバー】のシックなカラーコンビが Good !! ですね。
側面に【SIGNAL CORPS U.S.ARMY】と刻印されております通り、本来はアメリカ陸軍の通信部隊?に支給されていた電話かと思います。
この電話は、>> "黒電話" タイプ とは異なる、卓上、もしくは壁掛けのどちらでも利用ができる "2-Way" タイプとなります。もちろん受話器ホルダーも両用可能な絶妙な角度で設計がなされております。

コンディション詳細を後述致しておりますが、各部レストア、デッドストックに交換済み等々‥ 画像の通りの大変良好な‥ いや、極上のコンディションです。
ボディカバーの刻印は1951年ですが、各部レストアに伴い、1940年代からのパーツがメインの構成となっております。


現在在庫中の >> コチラ とはダイアルプレートのデザインが異なり、よりアメリカンなアルファベット入りのダイアルプレートデザインとなります。

今日では、携帯電話 → 携帯電話の通話が一般的になり、あまり使用されなくなってきた感のある固定電話ですが、お店を経営されている方はもちろん、一般家庭でも世間体的( = 信頼性)、通話料的になかなか生活から排除できません。
そんな、滅多に使用しない(??)電話だからこそ、デザイン重視で、インテリアとして選びたい所なのですが…
困った事に今回の電話、理由は後述してますが "普通の電話" として実用可能な状態の電話となっております。
(すご〜く厳密に言うと… )デジタル通話の品質に慣れ過ぎている方、音関係のお仕事をされてる方からすると、少しは劣る点が見つけられるのかもしれませんが、受話器のマイクもイヤホンの音量も十分ですので、一般の方でしたら、これがアンティークの電話であることに気づかないほど普通に発着信&会話が出来ます。


アメリカの専門店から輸入した “コンプリートもの” でも、経験上はおよそ60%の確率で何かしらの問題があり、実使用ができないものがほとんどです。それは日本人とアメリカ人の価値観の違いなのかもしれませんが、日本人は 『当時のクオリティで実使用をする』事にこだわる傾向がございます。
当店の販売する電話機に関しましては、ダメージ系や使用上の問題の特記事項が無い、特に良好なコンディションのほぼ全ての個体に当てはまる事と致しまして、だいたい2〜3台のコンプリートの電話機を潰して1台の完璧な一台を作りあげております(もちろん、各パーツも同じ個体同士でなければ互換性がないものがほとんどです)
そのため、『安くアメリカ物を手に入れたはいいけど、実使用するにはこのパーツが必要だ』など、購入後に無駄な時間をかけ、原因を探り、もし原因がわかってもパーツの取り寄せ、さらに面倒な作業をする、そして最悪なことには直らない。など、途方もない時間を費やす心配がございません。


使用方法は簡単。発信時はこれから話す相手を思いながら『ジーコ!… ジーコ!… 』とゆっくり贅沢に時間を使ってダイヤル。
そして、着信時はノスタルジックな音で『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、 "渋く" シッカリと鳴り響きます。

※注意 ナンバーディスプレイ契約ありの場合 の鳴り方は…
始めに『ジリン!ジリン!ジリン!… 』とテンポ良く6回ほど鳴った後に一呼吸置いてから…
『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、通常のロングバージョンに切り替わるのですが、ロングバージョンに切り替わる前に取ってしまうと切れてしまいます。 ‥ですので、ゆっくりと電話に向かいましょう。



◆SIZE◇
卓上時の状態で【H:12.0cm × W:17.5cm × D:22.0cm】
壁付時の状態で【H:22.0cm × W:17.5cm × D:12.0cm】
総重量:約3kg




◆Technical Details & Condition◆
まずはボディのご説明です。
本来はブラック塗装された(重い)合金製なので、ブラック一色のモデルなのですが、今回の物は最近になってその合金製ボディにクロームメッキ処理が施されております。実はこの "合金へのメッキ” 自体が地金の溶解などが多く、なかなか日本では行える場所がございません。今回の物はアメリカのとある専門工場にて行っております。

腕の良いプロによるメッキ処理ですので、下処理のバフがけなどの作業が上手く、メッキの乗りも非常に良く鏡のようにピカピカです。ご愛嬌程度に数点のかすかな(点状の)浮きや "小ジワ" などはございますが、まず気になるほどではないかと思います。その他傷も無く極上コンディションとなります。

(*追記* 現在では数件のメッキ工場を日本国内で見つけましたが、国内最安値の大手メッキ工場の料金でもメッキ処理一台につき、ボディの一部溶解、密着不良(フクレ)容認の上で、税込52,380円 + 往復送料約2500円 = 54,880円となります。)



受話器は【Western Electric】社のブラック・ベークライト製で、刻印部分のフォント・デザインはもちろんですが、背に "スッ" と一筋のラインが際立つフォルムを持つので、非常にカッコいいです。
この受話器は本来この電話機に付属しているものではないのですが、オリジナルの形状があまり面白くない為、ボディデザインと最もマッチする受話器をと、今回の販売に伴い当店でチョイスしております。恐らくこのペアがベストマッチです。
こちらの受話器もプロの手により磨き直されておりますので、経年程度のかすかな小傷が残る程度で、コンディションは大変良好です。

受話器に付属しているコードは、当時物ではなく、伸縮自在で最も便利な新品の現代の新品(ビンテージモデルリプロ)黒色コイル・コードに交換されております。ホームセンターなどで販売している平線のコイル・コードとは異なり、一応、1940年代当時のオリジナルのコイル・コードを意識して、ビンテージの電話用にアメリカにて作られた、太く丸いコイルコードとなりますので、雰囲気は当時と変わらず、劣化も無いうえ、光沢があるためメッキボディとの相性も抜群です。

モジュラーケーブルも日本で一般的な【RJ-11】のケーブルの新品に交換済みなので、ご購入後は差すだけです。一応、長さ230cmと、壁掛けも想定した長めのコードとなっており、ボディとの相性も意識した黒となります。

ダイアルの回す部分もボディと同じく、クロームメッキ処理が施されております。回転はメリハリがありスムーズ、かつメカニカルで重厚な戻り音ですので、いつまででも回したくなります。

その内部の、数字&アルファベットが書かれた "白い" プレートも当時のデッドストックに交換済み。
こちらの素材はホーロー製(ガラス繊維の入った塗装 - 焼き付け塗装)で、古〜いバスタブやキッチン用品などと同じ製法です。 "1"の部分には他に何も書かれておりませんが、消えたのではなく元々 "1" だけです。

ダイアルの外周にある、(ダイアル内部と同じ文字が書かれた)黒いプレート部は、指をダイアル部に差し入れた際にも再確認しながら回せる為のパーツです。ここはオリジナルのままポリッシュ仕上げされており、かすかなヘアラインはございますが綺麗に再仕上げがされております。
この部分の構造としては、最下層である "一層目" の黒プレートに白い文字で印字された後、当時最先端であったであろうクリア・プラスティックカバーで分厚く覆われている二層仕上げとなっておりますので、画像の通り、まるで黒いガラスの底に白い文字が書かれているような奥行き = 高級感(?)がございます。

加えて、ダイアル中央のダイアル・カード(厚紙製 + カバーフィルム)もシンプルでシックなデザイン(ビンテージモデルを元にしたリプロです)なので、ボディー・デザインにマッチしております。
ご購入後にこのダイアル・カードに電話番号や、お店の名前などを "スタンプ" するとさらに個性が出てカッコよくなりますが、元々のデザイン性も高いので、無記入のままでもよろしいかとも思います。

もし記入をされる方。このダイヤルカードの取り外し方は、細いマイナスドライバーなどを "5"〜"6" の間のリングフレーム脇に差し入れ、くいっと内部のロックを下げると外れます。
‥ですが、もちろん "スタンプ" のチャンスは1度のみとなります。
(*ご希望があれば外したままお送りするか、この説明をしているYouTubeのURLをお伝えいたします)


底の部分(シャーシ)には卓上設置時に、傷つけないよう底の四つ角に取り付けられている "足" は黒い硬質ラバー製です。

壁付けの際は…
【メッキカバーの上下部にあるビス三点を緩め、メッキカバー外す → モジュラーケーブルを壁側ジャックに接続 →(必要であれば)壁側のジャックプレートを覆い隠すようにシャーシ(底板&内部パーツ一式)を合わせる → シャーシの4つ角に取り付けられている3角ラバー製の "足" にある半穴部に、薄皮一枚を破る感じでビスを打ち込む → 壁への設置は完了 → 余分なモジュラーケーブルをシャーシと壁の間(?)に隠す → 受話器コードやケーブル類に気をつけながらメッキカバーを被せ、ビス三点を締める → 完了】という簡単作業になります。


ベル音量に関しましては内部の2個のベル、そして、その中央にある "振動式ハンマー" で調整可能ですが、現状はベルの二重奏で鳴り響きます。恐らく、現状の音量は最大に近いと思いますが "うるさい" 感じではなく、ノスタルジックで "渋く" ありながら、比較的澄んだ綺麗なベル音でシッカリと鳴り響きます。

もしアナログ的な作業がお好きな方であれば、最後の画像の様にメッキカバーを外して機械部をあらわにし、この "振動式ハンマー" にビニールテープ等を巻けば、『カタカタカタ… 』と簡単にほぼ無音に出来たり、2個のベルのわずかな配置調整で、1個だけベルを鳴らして、さらに "澄んだ綺麗な音" にする事も可能かと思います。



‥以上、上記で述べた各レストアの際に、日本国内で使用が出来るように内部パーツの一部を交換&調整済みなので、現在、アナログ電話回線であるダイヤル回線(ダイヤルパルス方式)を利用中の方は、 "回線種別の変更" をせずに、そのまま差し替えるだけで使用出来るようになっております。
また、アナログ電話回線のプッシュ回線(ダイヤルトーン方式)を利用中で "回線種別の変更" をする気が無い方 でも発信を除く受信&通話は可能です。
‥なので、この場合は >> 分配アダプタを使用し、発信&FAX受信は現在お使いの電話。"受信による通話" にこの電話を…
(*相手の電話番号検索はいつもスマホ の方であれば、受話器に近づけて音でダイヤルする為の "アプリ" を利用する)


‥と、考え方によって様々な使い方が出来るかと思います。
(*上記プッシュ回線&アプリは試してませんが 恐らく 問題無しです)



基本的にはISDN回線以外の、"アナログ電話回線" や、"ひかり電話" などの電話回線であれば、そのまま使用できるかもしくは、簡単でお金要らずな "回線種別の変更" 程度で使用可能になると思いますので調べてみてください。



参考までに、当店がお勧めする現代の生活に適した使用例を…



◆ 今では一般的な "ひかり電話" の場合 ◆
(お持ちのアナログ電話回線の番号を引き継ぎ可能 or 新規の場合も地域ごとの市外局番が割り当てられます)
これは、ダイヤル回線とプッシュ回線の両方に常時・同時に対応してる最先端かつ最も安価なサービスです。
なので、>> こちらの分配アダプタ か、>> こちらの2m 延長 + 分配ケーブル を使用すると、最新FAX電話機を接続 & それは隠し気味で… インテリア(実用)としてこの電話を出しておくなど便利な使い方も出来ます。
(ただし、一回線を共有しているため、FAX電話機にて電話をかける際はON/OFF時に『チン!』と共鳴する場合もございます。)

その他、ひかり電話ルーターには基本的に電話機ポートが2基備わっているので、月額たった105円の追加番号サービス "マイナンバー" を利用し、電話番号とFAX番号とを分けて使用する、最も簡単な方法もございます。