- 実働品 - 1930's "Very!! Art Deco" Streamlined Bakelite Telephone
商品詳細
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(*このページ最下部にも他の画像がございます。)
1930年代のアメリカ【Stromberg Carlson】社製の壁付け用電話です。
アールデコ期ど真ん中の当時物らしい立体的な流線型のフォルムで、非常にかっこいいデザインです。
この会社はメタルボディが主流の当時の製品の中、デザインを優先し、それを "製品" として具現化する為に、製品形成にあたり自由度が高い当時最先端の樹脂素材であったベークライトを、いち早く、そして積極的に取り入れていた会社です。
なんといってもこの【照り感のある漆黒ボディ × シルバーメッキ】のシックなカラーコンビが Good !! ですね。
以前からずっと探し続けておりましたが、デザイン製は高いものの、ベークライト製であるがゆえ、見つかるものは移動時の落下や、積み上げなどの乱雑な保管により割れた物ばかりとなり、今回ついに納得のいくコンディションのものと出会えました。当店といたしましてはやっと‥ やっとの初入荷と相成りました。
(*製品の造りとしては決してモロい製品ではないです。)
ごく最近になって全体のメンテナンス + 各部レストア + 不良部品は新品やオリジナルと同等、もしくはデッドストックパーツに交換済みというのもあり、画像の通り大変良好な‥ いや、個人的にはパーフェクトコンディションと呼んで良いレベルかと思っております。(*コンディション詳細は後述致しております。)
今日では、携帯電話 → 携帯電話の通話が一般的になり、あまり使用されなくなってきた感のある固定電話ですが、お店を経営されている方はもちろん、一般家庭でも世間体的( = 信頼性)、通話料的になかなか生活から排除できません。
そんな、滅多に使用しない(??)電話だからこそ、デザイン重視で、インテリアとして選びたい所なのですが…
困った事に今回の電話、理由は後述してますが "普通の電話" として実用可能な状態の電話となっております。
(すご〜く厳密に言うと… )デジタル通話の品質に慣れ過ぎている方、音関係のお仕事をされてる方からすると、少しは劣る点が見つけられるのかもしれませんが、受話器のマイクもイヤホンの音量も十分ですので、一般の方でしたら、これがアンティークの電話であることに気づかないほど普通に発着信&会話が出来ます。
アメリカの専門店から輸入した “コンプリートもの” でも、経験上はおよそ60%の確率で何かしらの問題があり、実使用ができないものがほとんどです。それは日本人とアメリカ人の価値観の違いなのかもしれませんが、日本人は 『当時のクオリティで実使用をする』事にこだわる傾向がございます。
当店の販売する電話機に関しましては、ダメージ系や使用上の問題の特記事項が無い、特に良好なコンディションのほぼ全ての個体に当てはまる事と致しまして、だいたい2〜3台のコンプリートの電話機を潰して1台の完璧な一台を作りあげております。(もちろん、各パーツも同じ個体同士でなければ互換性がないものがほとんどです)
そのため、『安くアメリカ物を手に入れたはいいけど、実使用するにはこのパーツが必要だ』など、購入後に無駄な時間をかけ、原因を探り、もし原因がわかってもパーツの取り寄せ、さらに面倒な作業をする、そして最悪なことには直らない。など、途方もない時間を費やす心配がございません。
使用方法は簡単。発信時はこれから話す相手を思いながら『ジーコ!… ジーコ!… 』とゆっくり贅沢に時間を使ってダイヤル。
そして、着信時はノスタルジックな音で『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、 "渋く" シッカリと鳴り響きます。
※注意 ナンバーディスプレイ契約ありの場合 の鳴り方は…
始めに『ジリン!ジリン!ジリン!… 』とテンポ良く6回ほど鳴った後に一呼吸置いてから…
『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、通常のロングバージョンに切り替わるのですが、ロングバージョンに切り替わる前に取ってしまうと切れてしまいます。 ‥ですので、ゆっくりと電話に向かいましょう。
◆SIZE◇
壁付時の状態で【H:35.0cm × W:14.0cm × D:12.0cm】←受話器を掛けた状態の全体
+ 受話器コードの垂れ下がりが60cmほどございます。
総重量:約2.2kg
◆Technical Details & Condition◆
まずはボディのご説明です。
ボディ本体は肉厚のブラック・ベークライト製となります。
今回の入荷にあたり、プロの手により "角や、段々部分" など細かいところまで再ポリッシュ済みですので、周りを写しこむほどに綺麗で、画像のようになんとも言えない深み & しっとりとした照り感の非常に良質な "漆黒ベークライト" となっております。
このボディ全体を見て、強いてダメージポイントを挙げるとすると...
ベークライトボディの2か所に矢印で示しました "かすかなクラック" 。"水貼りデカール" のかすかな欠如、そして、内蔵されたベル部分を覆う黒メッシュに少しだけホコリが詰まっている箇所があるかな(?)くらいです。
まず、 "かすかなクラック" 部分ですが、ボディーが分厚いというのもありますが、"パカパカする" クラックではないので通常使用で今後まずこれ以上にひどくなることはないと思いますし、撮影のために照明を当て、間近で撮影してやっと認識できる細〜いスジ程度ですので、実際は全く気付かない程度かと思います。
また、よく使用するダイアル側のクラックに関しては、念のためか、裏側から溶かした樹脂で補強されております。実際どちらのクラックも指で押しても引っ張ってもビクともしません。
"水貼りデカール" のかすかな欠如に関しましては、"水貼り" であるこのメーカーデカール自体がここまで綺麗に、小さな欠如程度で止まって、ほぼ完璧に残っているだけ奇跡的です。
他、黒メッシュの少しのホコリも含め、すべてご愛嬌程度のダメージや汚れかと思います。
先にも申し上げておりますが、個人的にはパーフェクトコンディションと呼んで良いレベルかと思っております。
受話器はこちらもボディと同じオリジナルのブラック・ベークライト製です。背に "スッ" と一筋のラインが際立つフォルムを持つので、非常にカッコいいです。ボディとオリジナルの組み合わせでもある受話器ですので、デザイン性で見ても統一感があります。
こちらも、今回の入荷にあたりプロの手により再ポリッシュ済みですので、周りを写しこむほどに綺麗で、画像のようになんとも言えない深み & しっとりとした照り感の非常に良質な "漆黒ベークライト" です。
経年程度のかすかな小傷が残る程度で、画像の通りコンディションは大変良好です。
受話器に付属しているコードは、当時物ではなく、伸縮自在で最も便利な現代の新品(ビンテージモデルリプロ)黒色コイル・コードに交換されておりますが、その中でも稀な長さとなる150cmのコイルコードとなります。(待機中は受話器のお尻部分から約60cmほど垂れ下がります)
試しに、本体を固定せずにフローリングの滑りやすい床に置いたまま、このコイル・コードがどこまで伸びるか試してみたところ、380cmまではボディを引っ張ることもなく、難なく伸びました。本体を設置し、固定された後はさらに伸びるかと思います。
このコイル・コードは、ホームセンターなどで販売している薄い平線のコイル・コードとは異なり、一応、1940年代頃の古いコイル・コードを意識して、ビンテージの電話用にアメリカにて作られた、 "丸みを帯びた太い平線" を使用したコイルコードとなりますので、雰囲気は当時と変わらず、劣化も無いうえ、光沢がほどよくあるためブラックベークライト製のボディとの相性も抜群です。
また、モジュラーケーブルの方も日本で一般的な【RJ-11】のケーブルの新品に交換済みなので、ご購入後は差すだけです。ある程度ボディの壁付け位置を自由に決められるように、長さは185cmの長めのコードとなっております。こちらももちろんボディとの相性も意識した黒となります。
ダイアル本体は当時のオリジナル。最下部の画像で示しておりますが、裏に"AECO."と、当時物らしいかっこいいロゴが入っております。各部グリスアップや注油などのメンテナンス済みですので、回転もメリハリがありスムーズ、かつゆっくりと戻ります。メカニカルで重厚な戻り音ですので、いつまででも回したくなります。
ダイアルの "回す部分" は本来ブラックですが、黒一辺倒では面白くないため、クロームメッキ処理が施された当時物の "回す部分" となっております。こちらは当店の保有パーツから使用したもので、ヘアライン程度の "かすかな小傷" しかない新古品となりますので、特に中古感もなく使用できると思います。
加えて、ダイアル中央のダイアル・カード(厚紙製 + カバーフィルム)もシンプルでシックなデザイン(ビンテージモデルを元にしたリプロです)なので、ボディー・デザインにマッチしております。
ご購入後にこのダイアル・カードに電話番号や、お店の名前などを "スタンプ" するとさらに個性が出てカッコよくなりますが、元々のデザイン性も高いので、無記入のままでもよろしいかとも思います。
もし記入をされる方。このダイヤルカードの取り外し方は、細いマイナスドライバーなどを "5"〜"6" の間のリングフレーム脇に差し入れ、くいっと内部のロックを下げると外れます。
‥ですが、もちろん "スタンプ" のチャンスは1度のみとなります。
(*ご希望があれば外したままお送りするか、この説明をしているYouTubeのURLをお伝えいたします)
その内部の、数字が書かれた "白い" フィンガープレートも当時のデッドストックに交換済み。こちらの素材はホーロー製(ガラス繊維の入った塗装 - 焼き付け塗装)で、古〜いバスタブやキッチン用品などと同じ製法です。 "1"の部分には他に何も書かれておりませんが、消えたのではなく元々 "1" だけです。
壁付けの際は…
(最下部の画像も併せてご参照ください)
【ボディカバーのセンター左右にあるビス2点を緩め、ボディカバー外す → モジュラーケーブルを壁側ジャックに接続 →(必要であれば)壁側のジャックプレートを覆い隠すようにシャーシ(底板&内部パーツ一式)を合わせる → シャーシの上下2点の穴部にビスを打ち込む → 壁への設置は完了 → 余分なモジュラーケーブルを壁に這わせたりシャーシと壁の間(?)に隠す → 受話器コードやケーブル類に気をつけながらボディカバーを被せ、元のビス2点を締める → 完了】という簡単作業になります。
*設置の際の注意点といたしましては、ボディカバーとシャーシはダイアル系のケーブルでつながっているため完全には分離しません。ですので、1人ではなく2人で作業を行う方がベターだという事くらいです。
ベル音量に関しましては内部の2個のベル、そして、その中央にある "振動式ハンマー" で調整可能ですが、現状はベルの二重奏で鳴り響きます。恐らく、現状の音量は最大に近いと思いますが "うるさい" 感じではなく、ノスタルジックで "渋く" ありながらも、比較的澄んだ綺麗なベル音でシッカリと鳴り響きます。
もしアナログ的な作業がお好きな方であれば、最後の画像の様にボディカバーを外して機械部をあらわにし、この "振動式ハンマー" にビニールテープ等を巻けば、『カタカタカタ… 』と簡単にほぼ無音に出来たり、2個のベルのわずかな配置調整で、1個だけベルを鳴らして、さらに "澄んだ綺麗な音" にする事も可能かと思います。
‥以上、上記で述べた各レストアの際に、日本国内で使用が出来るように内部パーツの一部を交換&調整済みなので、現在、アナログ電話回線であるダイヤル回線(ダイヤルパルス方式)を利用中の方は、 "回線種別の変更" をせずに、そのまま差し替えるだけで使用出来るようになっております。
また、アナログ電話回線のプッシュ回線(ダイヤルトーン方式)を利用中で "回線種別の変更" をする気が無い方 でも発信を除く受信&通話は可能です。
‥なので、この場合は >> 分配アダプタを使用し、発信&FAX受信は現在お使いの電話。"受信による通話" にこの電話を…
(*相手の電話番号検索はいつもスマホ の方であれば、受話器に近づけて音でダイヤルする為の "アプリ" を利用する)
‥と、考え方によって様々な使い方が出来るかと思います。
(*上記プッシュ回線&アプリは試してませんが 恐らく 問題無しです)
基本的にはISDN回線以外の、"アナログ電話回線" や、"IP電話" などの電話回線であれば、そのまま使用できるかもしくは、簡単でお金要らずな "回線種別の変更" 程度で使用可能になると思いますので調べてみてください。
参考までに、当店がお勧めする現代の生活に適した使用例を…
◆ 一般的に "IP電話" と言われているNTTの "ひかり電話" の場合 ◆
(お持ちのアナログ電話回線の番号を引き継ぎ可能 or 新規の場合も地域ごとの市外局番が割り当てられます)
☆
(*このページ最下部にも他の画像がございます。)
1930年代のアメリカ【Stromberg Carlson】社製の壁付け用電話です。
アールデコ期ど真ん中の当時物らしい立体的な流線型のフォルムで、非常にかっこいいデザインです。
この会社はメタルボディが主流の当時の製品の中、デザインを優先し、それを "製品" として具現化する為に、製品形成にあたり自由度が高い当時最先端の樹脂素材であったベークライトを、いち早く、そして積極的に取り入れていた会社です。
なんといってもこの【照り感のある漆黒ボディ × シルバーメッキ】のシックなカラーコンビが Good !! ですね。
以前からずっと探し続けておりましたが、デザイン製は高いものの、ベークライト製であるがゆえ、見つかるものは移動時の落下や、積み上げなどの乱雑な保管により割れた物ばかりとなり、今回ついに納得のいくコンディションのものと出会えました。当店といたしましてはやっと‥ やっとの初入荷と相成りました。
(*製品の造りとしては決してモロい製品ではないです。)
ごく最近になって全体のメンテナンス + 各部レストア + 不良部品は新品やオリジナルと同等、もしくはデッドストックパーツに交換済みというのもあり、画像の通り大変良好な‥ いや、個人的にはパーフェクトコンディションと呼んで良いレベルかと思っております。(*コンディション詳細は後述致しております。)
今日では、携帯電話 → 携帯電話の通話が一般的になり、あまり使用されなくなってきた感のある固定電話ですが、お店を経営されている方はもちろん、一般家庭でも世間体的( = 信頼性)、通話料的になかなか生活から排除できません。
そんな、滅多に使用しない(??)電話だからこそ、デザイン重視で、インテリアとして選びたい所なのですが…
困った事に今回の電話、理由は後述してますが "普通の電話" として実用可能な状態の電話となっております。
(すご〜く厳密に言うと… )デジタル通話の品質に慣れ過ぎている方、音関係のお仕事をされてる方からすると、少しは劣る点が見つけられるのかもしれませんが、受話器のマイクもイヤホンの音量も十分ですので、一般の方でしたら、これがアンティークの電話であることに気づかないほど普通に発着信&会話が出来ます。
アメリカの専門店から輸入した “コンプリートもの” でも、経験上はおよそ60%の確率で何かしらの問題があり、実使用ができないものがほとんどです。それは日本人とアメリカ人の価値観の違いなのかもしれませんが、日本人は 『当時のクオリティで実使用をする』事にこだわる傾向がございます。
当店の販売する電話機に関しましては、ダメージ系や使用上の問題の特記事項が無い、特に良好なコンディションのほぼ全ての個体に当てはまる事と致しまして、だいたい2〜3台のコンプリートの電話機を潰して1台の完璧な一台を作りあげております。(もちろん、各パーツも同じ個体同士でなければ互換性がないものがほとんどです)
そのため、『安くアメリカ物を手に入れたはいいけど、実使用するにはこのパーツが必要だ』など、購入後に無駄な時間をかけ、原因を探り、もし原因がわかってもパーツの取り寄せ、さらに面倒な作業をする、そして最悪なことには直らない。など、途方もない時間を費やす心配がございません。
使用方法は簡単。発信時はこれから話す相手を思いながら『ジーコ!… ジーコ!… 』とゆっくり贅沢に時間を使ってダイヤル。
そして、着信時はノスタルジックな音で『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、 "渋く" シッカリと鳴り響きます。
※注意 ナンバーディスプレイ契約ありの場合 の鳴り方は…
始めに『ジリン!ジリン!ジリン!… 』とテンポ良く6回ほど鳴った後に一呼吸置いてから…
『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、通常のロングバージョンに切り替わるのですが、ロングバージョンに切り替わる前に取ってしまうと切れてしまいます。 ‥ですので、ゆっくりと電話に向かいましょう。
◆SIZE◇
壁付時の状態で【H:35.0cm × W:14.0cm × D:12.0cm】←受話器を掛けた状態の全体
+ 受話器コードの垂れ下がりが60cmほどございます。
総重量:約2.2kg
◆Technical Details & Condition◆
まずはボディのご説明です。
ボディ本体は肉厚のブラック・ベークライト製となります。
今回の入荷にあたり、プロの手により "角や、段々部分" など細かいところまで再ポリッシュ済みですので、周りを写しこむほどに綺麗で、画像のようになんとも言えない深み & しっとりとした照り感の非常に良質な "漆黒ベークライト" となっております。
このボディ全体を見て、強いてダメージポイントを挙げるとすると...
ベークライトボディの2か所に矢印で示しました "かすかなクラック" 。"水貼りデカール" のかすかな欠如、そして、内蔵されたベル部分を覆う黒メッシュに少しだけホコリが詰まっている箇所があるかな(?)くらいです。
まず、 "かすかなクラック" 部分ですが、ボディーが分厚いというのもありますが、"パカパカする" クラックではないので通常使用で今後まずこれ以上にひどくなることはないと思いますし、撮影のために照明を当て、間近で撮影してやっと認識できる細〜いスジ程度ですので、実際は全く気付かない程度かと思います。
また、よく使用するダイアル側のクラックに関しては、念のためか、裏側から溶かした樹脂で補強されております。実際どちらのクラックも指で押しても引っ張ってもビクともしません。
"水貼りデカール" のかすかな欠如に関しましては、"水貼り" であるこのメーカーデカール自体がここまで綺麗に、小さな欠如程度で止まって、ほぼ完璧に残っているだけ奇跡的です。
他、黒メッシュの少しのホコリも含め、すべてご愛嬌程度のダメージや汚れかと思います。
先にも申し上げておりますが、個人的にはパーフェクトコンディションと呼んで良いレベルかと思っております。
受話器はこちらもボディと同じオリジナルのブラック・ベークライト製です。背に "スッ" と一筋のラインが際立つフォルムを持つので、非常にカッコいいです。ボディとオリジナルの組み合わせでもある受話器ですので、デザイン性で見ても統一感があります。
こちらも、今回の入荷にあたりプロの手により再ポリッシュ済みですので、周りを写しこむほどに綺麗で、画像のようになんとも言えない深み & しっとりとした照り感の非常に良質な "漆黒ベークライト" です。
経年程度のかすかな小傷が残る程度で、画像の通りコンディションは大変良好です。
受話器に付属しているコードは、当時物ではなく、伸縮自在で最も便利な現代の新品(ビンテージモデルリプロ)黒色コイル・コードに交換されておりますが、その中でも稀な長さとなる150cmのコイルコードとなります。(待機中は受話器のお尻部分から約60cmほど垂れ下がります)
試しに、本体を固定せずにフローリングの滑りやすい床に置いたまま、このコイル・コードがどこまで伸びるか試してみたところ、380cmまではボディを引っ張ることもなく、難なく伸びました。本体を設置し、固定された後はさらに伸びるかと思います。
このコイル・コードは、ホームセンターなどで販売している薄い平線のコイル・コードとは異なり、一応、1940年代頃の古いコイル・コードを意識して、ビンテージの電話用にアメリカにて作られた、 "丸みを帯びた太い平線" を使用したコイルコードとなりますので、雰囲気は当時と変わらず、劣化も無いうえ、光沢がほどよくあるためブラックベークライト製のボディとの相性も抜群です。
また、モジュラーケーブルの方も日本で一般的な【RJ-11】のケーブルの新品に交換済みなので、ご購入後は差すだけです。ある程度ボディの壁付け位置を自由に決められるように、長さは185cmの長めのコードとなっております。こちらももちろんボディとの相性も意識した黒となります。
ダイアル本体は当時のオリジナル。最下部の画像で示しておりますが、裏に"AECO."と、当時物らしいかっこいいロゴが入っております。各部グリスアップや注油などのメンテナンス済みですので、回転もメリハリがありスムーズ、かつゆっくりと戻ります。メカニカルで重厚な戻り音ですので、いつまででも回したくなります。
ダイアルの "回す部分" は本来ブラックですが、黒一辺倒では面白くないため、クロームメッキ処理が施された当時物の "回す部分" となっております。こちらは当店の保有パーツから使用したもので、ヘアライン程度の "かすかな小傷" しかない新古品となりますので、特に中古感もなく使用できると思います。
加えて、ダイアル中央のダイアル・カード(厚紙製 + カバーフィルム)もシンプルでシックなデザイン(ビンテージモデルを元にしたリプロです)なので、ボディー・デザインにマッチしております。
ご購入後にこのダイアル・カードに電話番号や、お店の名前などを "スタンプ" するとさらに個性が出てカッコよくなりますが、元々のデザイン性も高いので、無記入のままでもよろしいかとも思います。
もし記入をされる方。このダイヤルカードの取り外し方は、細いマイナスドライバーなどを "5"〜"6" の間のリングフレーム脇に差し入れ、くいっと内部のロックを下げると外れます。
‥ですが、もちろん "スタンプ" のチャンスは1度のみとなります。
(*ご希望があれば外したままお送りするか、この説明をしているYouTubeのURLをお伝えいたします)
その内部の、数字が書かれた "白い" フィンガープレートも当時のデッドストックに交換済み。こちらの素材はホーロー製(ガラス繊維の入った塗装 - 焼き付け塗装)で、古〜いバスタブやキッチン用品などと同じ製法です。 "1"の部分には他に何も書かれておりませんが、消えたのではなく元々 "1" だけです。
壁付けの際は…
(最下部の画像も併せてご参照ください)
【ボディカバーのセンター左右にあるビス2点を緩め、ボディカバー外す → モジュラーケーブルを壁側ジャックに接続 →(必要であれば)壁側のジャックプレートを覆い隠すようにシャーシ(底板&内部パーツ一式)を合わせる → シャーシの上下2点の穴部にビスを打ち込む → 壁への設置は完了 → 余分なモジュラーケーブルを壁に這わせたりシャーシと壁の間(?)に隠す → 受話器コードやケーブル類に気をつけながらボディカバーを被せ、元のビス2点を締める → 完了】という簡単作業になります。
*設置の際の注意点といたしましては、ボディカバーとシャーシはダイアル系のケーブルでつながっているため完全には分離しません。ですので、1人ではなく2人で作業を行う方がベターだという事くらいです。
ベル音量に関しましては内部の2個のベル、そして、その中央にある "振動式ハンマー" で調整可能ですが、現状はベルの二重奏で鳴り響きます。恐らく、現状の音量は最大に近いと思いますが "うるさい" 感じではなく、ノスタルジックで "渋く" ありながらも、比較的澄んだ綺麗なベル音でシッカリと鳴り響きます。
もしアナログ的な作業がお好きな方であれば、最後の画像の様にボディカバーを外して機械部をあらわにし、この "振動式ハンマー" にビニールテープ等を巻けば、『カタカタカタ… 』と簡単にほぼ無音に出来たり、2個のベルのわずかな配置調整で、1個だけベルを鳴らして、さらに "澄んだ綺麗な音" にする事も可能かと思います。
‥以上、上記で述べた各レストアの際に、日本国内で使用が出来るように内部パーツの一部を交換&調整済みなので、現在、アナログ電話回線であるダイヤル回線(ダイヤルパルス方式)を利用中の方は、 "回線種別の変更" をせずに、そのまま差し替えるだけで使用出来るようになっております。
また、アナログ電話回線のプッシュ回線(ダイヤルトーン方式)を利用中で "回線種別の変更" をする気が無い方 でも発信を除く受信&通話は可能です。
‥なので、この場合は >> 分配アダプタを使用し、発信&FAX受信は現在お使いの電話。"受信による通話" にこの電話を…
(*相手の電話番号検索はいつもスマホ の方であれば、受話器に近づけて音でダイヤルする為の "アプリ" を利用する)
(*上記プッシュ回線&アプリは試してませんが 恐らく 問題無しです)
基本的にはISDN回線以外の、"アナログ電話回線" や、"IP電話" などの電話回線であれば、そのまま使用できるかもしくは、簡単でお金要らずな "回線種別の変更" 程度で使用可能になると思いますので調べてみてください。
◆ 一般的に "IP電話" と言われているNTTの "ひかり電話" の場合 ◆
(お持ちのアナログ電話回線の番号を引き継ぎ可能 or 新規の場合も地域ごとの市外局番が割り当てられます)
これは、ダイヤル回線とプッシュ回線の両方に常時・同時に対応してる最先端かつ最も安価なサービスです。 なので、>> こちらの分配アダプタ か、>> こちらの2m 延長 + 分配ケーブル を使用すると、最新FAX電話機を接続 & それは隠し気味で… インテリア(実用)としてこの電話を出しておくなど便利な使い方も出来ます。 (ただし、一回線を共有しているため、FAX電話機にて電話をかける際はON/OFF時に『チン!』と共鳴する場合もございます。) その他、ひかり電話ルーターには基本的に電話機ポートが2基備わっているので、月額たった105円の追加番号サービス "マイナンバー" を利用し、電話番号とFAX番号とを分けて使用する、最も簡単な方法もございます。 |
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