1930-40's French "BRILLIE" Wall Clock

1930-40's French "BRILLIE" Wall Clock

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商品詳細

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1930〜40年代のフランス【Brillié】社製スクウェア・クロックです。
比較的小振りな時計ですが、文字盤がアールデコ期らしいフォントデザインです。全体的に "バシッ!" とくるデザインで、なにか不思議な奥行きを感じますね。
他、厚みのあるボディパーツにより、全体のバランスが非常に良く独特の存在感があります。
また、針に関しましては当時の産業の象徴であった>> 超高層ビル をイメージして形成されたのかと思います。
大きさ的にも様々な場所で使用しやすいかと思います。(裏側に何かしらの重りを入れて)置いても良さそうですね。(重量約1.2kg)

ムーブメントは秒針がスムーズに動く電池式(平均月差±20秒-単三電池1本)のムーブメントに取り替えてあり、針類も加工をして全てオリジナルを使用しております。秒針は元々ございません。

フェイスはガラス製。
外リム肉厚のキャストアルミ製で、ほどよくポリッシュされてほどよいツヤ&メタル感です。
そして、今回はスチールボディーが綺麗に塗り直されております。色は >> オリジナルの塗装
とほぼ同じブルーグレーで、プロの時計屋さんのラッカー塗装により、裏側も含め何層にも重ねて仕上げられてありますので、爪でカリカリやってもビクともしないほどしっかりと仕上がっております。
場所によってムラがあるものの全体的にはツヤが抑えられており、比較的淡く、渋いカラーとなっておりますので、オリジナルと同様、シャビーな感じ〜シックな感じまで幅広い雰囲気に合わせる事ができると思います。

文字盤は肉厚スチールと薄いアルミの二重構造で、ベースの塗装はつや消しアイボリー塗装。
今回は、画像でお分かりになります通りアイボリー部分に比較的多く、小さい補色やスクラッチ傷や汚れなどがございます。
文字盤のプリント(塗料)自体は経年劣化などでアルミの地金から浮くことなどは無く、全体的にしっかりと塗料が乗っており、(過去にも同じメーカーの時計を数多く取り扱って参りましたが)劣化していてポロポロと剥がれ落ちそうなものとは異なるコンディションです。
ですので、今後は高温多湿や直射日光などを避けた場所で普通にご使用いただく分には、市販されている壁掛け時計などと同様に問題なく現状のコンディションをキープしていけるレベルかと思います。


黒い部分で言うと、数字の"6" や、"12" の "2" の方の部分などにいくつかの補色があり(他の数字はあっても一カ所程度)、時針・分針はオリジナルのハケ塗り塗装のムラ(?)なのか、これが補色なのかどうかは判断しづらいというのはありますが、これらは光に当てて間近でやっとわかる程度ですので、実使用ではまず気になることはないかと思います。
(数字 "6" の補色は4枚目の画像で認識できそうです。)

アイボリー部分の補色類は、元々文字盤のデザインが強烈なインパクトを持っておりますので、よっぽど低く、視線近くの位置になどに設置しない限りは、ガラスの反射を伴う実使用ではあまり気にならないかというか、時計を見るための視線が、その補色部分に留まる事は無い(背景になる)レベルかと思います。
いずれにしても中古であるアンティークの範疇かと思います。
ちなみに"ELECTQUE" の "Q" のフォントは手書きではなくオリジナルです。面白いフォントですね。


トップには真鍮製の渋いパーツが2個付いております。本来はここから電源を取りますが、すでに電池式のため飾りです。今回の時計は、以前に何かしらのカスタムを施されていたのか、この真鍮パーツ以外にもすぐそばに穴が開けられております。現在は単なる穴となります。
裏面にあるオリジナルの布巻きコイル・コード2本はあえて飾りとして残しております。


◆SIZE◆
H:20cm×W:20cm×D:8.5cm
重量約1.2kg