1890's【N.R.S. & CO. N.Y.】Cast Iron Toilet Paper Holder
商品詳細
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当店では "お初" となります非常に珍しい1890年代頃の【N.R.S. & CO. N.Y.】製トイレットペーパーホルダーです。もちろん日本でも見たことがございません。
トップパーツはキャストアイアン(鋳造)製で、アームは極太スチールスプリングアーム。全てシルバーのニッケルメッキ仕上げです。
2点留めで簡単に設置でき、トイレットペーパーはスタンダードサイズが使用できます。
遠目で一見するとアメリカで古くから続く "簡易的ペーパーホルダー" にも見えます。
ですが、アイアン製トップの部分はアール・ヌーボー期らしく植物を連想させる "有機的曲線のデザイン" で飾られており、このデザインにより存在感が増すわけですが、実際の大きさもあり、手で持ってもズッシリとくる感覚です。
この手のペーパーホルダーでここまでのボリューム&存在感のあるペーパーホルダーはなかなか無いです。
また、アンティーク市場でも大変珍しく希少性が高いため、当店でも "初入荷" となり、やっと仕入れることが出来たというのが正直な感想です。
しかも、ほとんどサビもなくメッキ表面も綺麗に残っており、100年以上昔のものとは思えないほどのパーフェクトコンディションです。今後再入荷は非常に難しいレベルかと思いますので、気に入っていただけた方は…
是非!
ちなみにカンパニーネームがエンボスで入っている部分は "ふきふき" する際の "シガーホルダー" らしいです。現在ではそんな時でもさすがに紙の上にタバコはおかないと思いますが、昔の製品らしいディテールですね。
この手の製品の場合、通常はこの箇所にカンパニーネームと並んでパテントナンバー(特許番号)や取得年月日などが入ることが多いですが、恐らく、そのパテントすら出願・取得する前の製品なのかと推測しております。
このペーパーホルダーの最大の特徴はなんといってもアームのスプリング構造です。
まず見た目に面白いですよね。
通常は木製などの "ローラー" が付いており、そこからトイレットペーパーを "カラカラッ!" っと引っ張り出すのが、古い時代から現代に通ずるベーシックスタイルですが、このスプリング構造により、それすらも省き、よりシンプルで、より "簡単取り替え" が可能な構造となっております。
慣れれば片手でも交換が可能かと思いますが、これは小さなお子様も喜ぶ機構ですね。
この機構の、使用時の効果を簡単に説明いたしますと…
トップ部分の、見た目に "輪っか" に見える左右2個のスプリング部分は縦方向に作用する "いわゆるバネ" とは異なり、それぞれの輪っかが時計回りと、反時計回りに(伸び縮みしながら)回るするような動きをします。
この作用により、トイレットペーパーの幅にかかわらず、トイレットペーパーを挟む際の左右のアームの強さを一定にしております。つまり、空回りによる『紙垂れ状態』を防止しつつ… トイレットペーパーを引っ張り出す際に要する力も一定となります。
実際使用すると、 "カラカラッ!" っとは出ずに、 "ズルズルズル‥ " と、ほどよいテンションのまま、引っ張り出した分だけを出せます。ですので、(W-2枚重ねトイレットペーパーの場合)片手でズルズルと引っ張り出し、そのまま片手のスナップだけでトイレットペーパーをミシン目から綺麗に切れます。これまた便利ですね。
(‥かといって、引っ張っている最中にペーパーが切れてしまうかというとそうではございません。絶妙な "挟み力" なんです。)
また、トイレットペーパーを直に挟む両サイドのパーツは、この "渦巻き三角錐" の形状の…
まずは "三角錐の効果" により、トイレットペーパーの芯の直径や幅などのサイズが異なっても、常にその円筒状の芯の中心を捉え、上記の "挟む力" と併せて、芯のぶれない安定したトイレットペーパーの回転を保ち、そして "渦巻きの効果" で、想定外の負荷がかかっても芯自体をホールドし、ズレや、落下を防止するためのストッパーとしての役割を持つW効果をシッカリと狙った機構かと思います。このデザインは無駄のない優れた "機能美" だったというわけです。
実際、芯をギュッと握り、単純に上下に引っ張るだけでは "渦巻きの効果" の段々に引っかかったまま、簡単な取り外しが出来ません。アームを左右に開く動作(慣れれば片手でも容易に可能)でのみ外れやすくなります。
昔のトイレットペーパーは現代の物とは異なり芯が存在しないため、それ自体の大きさも会社によってバラツキがあったかと思うので、この機構が発案されたのかと思いますが、現代のトイレットペーパーに関しましても、多少の芯の太さや、エコペーパーなど、幅が少し狭いサイズの物などが存在するため、(たぶん)ほぼ全てのトイレットペーパーにこの機構がフィットするかと思います。
100年以上も昔のアンティーク製品に "斬新なアイデア" という言葉を使っていいのかわかりませんが、やはり廉価な材料で生産する事が主流の現代の製品には到底真似のできない斬新な機構ですね。
☆
当店では "お初" となります非常に珍しい1890年代頃の【N.R.S. & CO. N.Y.】製トイレットペーパーホルダーです。もちろん日本でも見たことがございません。
トップパーツはキャストアイアン(鋳造)製で、アームは極太スチールスプリングアーム。全てシルバーのニッケルメッキ仕上げです。
2点留めで簡単に設置でき、トイレットペーパーはスタンダードサイズが使用できます。
遠目で一見するとアメリカで古くから続く "簡易的ペーパーホルダー" にも見えます。
ですが、アイアン製トップの部分はアール・ヌーボー期らしく植物を連想させる "有機的曲線のデザイン" で飾られており、このデザインにより存在感が増すわけですが、実際の大きさもあり、手で持ってもズッシリとくる感覚です。
この手のペーパーホルダーでここまでのボリューム&存在感のあるペーパーホルダーはなかなか無いです。
また、アンティーク市場でも大変珍しく希少性が高いため、当店でも "初入荷" となり、やっと仕入れることが出来たというのが正直な感想です。
しかも、ほとんどサビもなくメッキ表面も綺麗に残っており、100年以上昔のものとは思えないほどのパーフェクトコンディションです。今後再入荷は非常に難しいレベルかと思いますので、気に入っていただけた方は…
是非!
ちなみにカンパニーネームがエンボスで入っている部分は "ふきふき" する際の "シガーホルダー" らしいです。現在ではそんな時でもさすがに紙の上にタバコはおかないと思いますが、昔の製品らしいディテールですね。
この手の製品の場合、通常はこの箇所にカンパニーネームと並んでパテントナンバー(特許番号)や取得年月日などが入ることが多いですが、恐らく、そのパテントすら出願・取得する前の製品なのかと推測しております。
このペーパーホルダーの最大の特徴はなんといってもアームのスプリング構造です。
まず見た目に面白いですよね。
通常は木製などの "ローラー" が付いており、そこからトイレットペーパーを "カラカラッ!" っと引っ張り出すのが、古い時代から現代に通ずるベーシックスタイルですが、このスプリング構造により、それすらも省き、よりシンプルで、より "簡単取り替え" が可能な構造となっております。
慣れれば片手でも交換が可能かと思いますが、これは小さなお子様も喜ぶ機構ですね。
この機構の、使用時の効果を簡単に説明いたしますと…
トップ部分の、見た目に "輪っか" に見える左右2個のスプリング部分は縦方向に作用する "いわゆるバネ" とは異なり、それぞれの輪っかが時計回りと、反時計回りに(伸び縮みしながら)回るするような動きをします。
この作用により、トイレットペーパーの幅にかかわらず、トイレットペーパーを挟む際の左右のアームの強さを一定にしております。つまり、空回りによる『紙垂れ状態』を防止しつつ… トイレットペーパーを引っ張り出す際に要する力も一定となります。
実際使用すると、 "カラカラッ!" っとは出ずに、 "ズルズルズル‥ " と、ほどよいテンションのまま、引っ張り出した分だけを出せます。ですので、(W-2枚重ねトイレットペーパーの場合)片手でズルズルと引っ張り出し、そのまま片手のスナップだけでトイレットペーパーをミシン目から綺麗に切れます。これまた便利ですね。
(‥かといって、引っ張っている最中にペーパーが切れてしまうかというとそうではございません。絶妙な "挟み力" なんです。)
また、トイレットペーパーを直に挟む両サイドのパーツは、この "渦巻き三角錐" の形状の…
まずは "三角錐の効果" により、トイレットペーパーの芯の直径や幅などのサイズが異なっても、常にその円筒状の芯の中心を捉え、上記の "挟む力" と併せて、芯のぶれない安定したトイレットペーパーの回転を保ち、そして "渦巻きの効果" で、想定外の負荷がかかっても芯自体をホールドし、ズレや、落下を防止するためのストッパーとしての役割を持つW効果をシッカリと狙った機構かと思います。このデザインは無駄のない優れた "機能美" だったというわけです。
実際、芯をギュッと握り、単純に上下に引っ張るだけでは "渦巻きの効果" の段々に引っかかったまま、簡単な取り外しが出来ません。アームを左右に開く動作(慣れれば片手でも容易に可能)でのみ外れやすくなります。
昔のトイレットペーパーは現代の物とは異なり芯が存在しないため、それ自体の大きさも会社によってバラツキがあったかと思うので、この機構が発案されたのかと思いますが、現代のトイレットペーパーに関しましても、多少の芯の太さや、エコペーパーなど、幅が少し狭いサイズの物などが存在するため、(たぶん)ほぼ全てのトイレットペーパーにこの機構がフィットするかと思います。
100年以上も昔のアンティーク製品に "斬新なアイデア" という言葉を使っていいのかわかりませんが、やはり廉価な材料で生産する事が主流の現代の製品には到底真似のできない斬新な機構ですね。
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