1920's GRAS N°222

1920年代頃のフランス製 "GRAS N°222" ウォールランプです。
兄弟モデルのN°202とは"テーブル式" と "ウォール式" の違いによるベースの角度 = 可動範囲が異なります。グラ LAMP LAMPE
特殊な機構により "ぐいっ" と簡単に各アームを動かせます。究極の機能美です。

アーム刻印部は "GRAS" タイプで、きっちり奇麗に入っております。
ソケットは真鍮製 - 配線出口の木製パーツも良い味を出しております。
今回の物は、一見するとニッケルモデルと見紛う感じですが、塗装を剥離して磨かれた "ソリッドスチール" 仕上げです。また、通常はアルミシェードが多いですが、それらよりも古いタイプらしく、シェードも "鉄製" の珍しいタイプです。（N°1054 - スタンダードタイプ）
こういった仕様のタイプは探してももちろん見つかるタイプではなく、いざ塗装を剥離し...　と勇気を出して行っても奇麗に仕上げるのはものすごく大変です。なので、鉄の感じがなによりお好きな方に是非お勧めです。

磨き具合も絶妙で、"鏡面磨き" の3歩手前ほどで止めてあります。
鉄なので、うっすらとサビが出ている箇所などはございますが、ニッケルモデルとは異なる質感で、 "鉄" ならではの渋い無機質な表情を持っております。
恐らく、全体的に何か特殊な仕上げ（黒鉄仕上げ？）で、表面に皮膜を付けられておりますのでツヤが無くマットで、まるで "鉛" のような質感を持っております。
試しに全体的に、水を吹き付け数日置いてみましたが、ティッシュでこすっても一切サビが付着しませんでしたので、今後のサビの心配は無いと思います。
シェード内のリフレクション部は光量を考慮してシルバー塗装が施されております。
全体的に、経年程度のダメージで良好なコンディションかと思います。

配線は、壁付けモデルという事もあり>> コチラ << のレーヨン製ブラックを4メートルと、たっぷり使用しましたので、配線出口から320cmの長さがございます。さらにコンセントプラグは黒色樹脂の、日本製のリプロ（ヴィンテージモデル）の物を使用しておりますので良い雰囲気かと思います。

電球は付属しませんが、使用電球はピン式のヨーロッパ球で口金サイズB22D（推奨は白熱電球で40W程度）です。入手先は東急ハンズや >>インターネット<< またはご近所のホームセンターでのお取り寄せでのご購入となると思います。


◆SIZE◆
2本のアームを合わせた長さ：約56cm（37cm + 19cm）
1直線に伸ばした際のベース下部〜シェード先端：約77cm
シェード直径：13.7cm。


各部のさらに大きい画像を御覧になりたい方は...

>>こちらのオークション画像をご参照下さい