1940-Early 50's Wall Mount Task Lamp

1940〜50年代初頭頃のアメリカ製アジャスタブル・ウォール・ランプです。けっこう珍し目です。
全てスチール製で、オリジナルのグリーン塗装の上からブルーグレーで塗られております。
3箇所の内部テンション式のボールジョイント関節を持っておりますので、工具などを使用する事無く、ぐいっと簡単にアームを自由に動かせます。
ベース部にON/OFFスイッチと配線逃がしの穴がございます。
シェードは360°回転し、ソケットは磁器製で、一般的なE26-口金電球を使用できます。（電球は付属しません）

このランプの最大の特徴は、高機能なのにルックスはシンプルな関節。2枚目の関節部 分解画像のように、ボールジョイントの間に皿バネワッシャーを何枚もかませてある機構ですので、ここの締め付け具合によってアーム角度調整時の強度を調整出来る様になっております。現状は全ての関節が、くたっともせず、固過ぎずのほどよいテンションです。
基本的に大変良好な造りなのですが、矢印で示しました3箇所のアーム継ぎ目の部分が 〜5°ほどわずかに空回りします。使用に際しては特に問題も無いのですが、この緩み気味の継ぎ目の直近にある "360°回転防止" の丸頭のネジリベット？（リベットのようなルックスでネジ）に限りましては、極々たまに抜け落ちてしまう可能性があるので、角度調整の際は "音" にご注意下さい。

◆SIZE◆
ベース立ち上がりのくの字カーブに従って直線に伸ばした場合の壁からシェード部の端までの距離はおよそ87cm。シェード13 × 10cm × 深さ8cm。

ご覧の様に油汚れなども含めアジのある状態ですが、中途半端にクリーニングするとかっこ悪くなる為、あえて "手撫でクリーニング" でとどめておきました。出来ればこのままの雰囲気でインストールしてみて下さい。
関節部はサビによる固着防止のため銅メッキで仕上げられておりますので、全て塗装を剥離した場合は、スチール × コパーの2トーンになり、それはそれでかっこ良くなるかと思います。

現状、この外観に反して通電は問題無く漏電もございませんが、配線は末端でカットしてあります。ご購入後に配線処理をして下さい。但し、危険な作業の為、プロの知識と技術が必要とお考え下さい。