1930-40's "Art-Deco" Liquid Soap Dispenser

1930〜40年代ガラス製"液体石鹸用"ソープディスペンサーです。
ポンプ式と違い、片手での動作になりますので便利です。（壁付け3点留め）当時は学校などの公共施設でも使用されていたようです。ベースやトップの形状などアールデコ期らしいデザインです。

フレームやパーツ類の素材はメッキ仕上げの為不明ですが、何かの合金です。ベースのネック部分に【MOORE PAT'D】と刻印がございます。球体の部分はガラスで出来ております。

本来はタブを指先で押し下げるのだと思いますが、重心の関係上、画像の様に球体自体を押した方が、傾きの微調整が出来ます。球体が傾くと先端から『ピピピピピピッ』と石鹸が出るようになっております。（撮影時は空です）
ボディ（球体）の反転の際に、キャップ付近に多少付着したりしますが、いずれに致しましても水場で使用するものなので "気が向いた時にさらっとクリーニング程度" かと思います。

基本的には希釈するタイプの様なサラサラ系の液体石鹸向きです。食器用洗剤なども、恐らく使用出来るかと思いますが試してはおりません。ホームセンターでは天然素材を使用した石鹸など様々な物がございます。

液体の補充は、球体トップの大きいキャップの方ではなく（元々、防水接着密閉の為開きません）、その上にある液体の噴出口の先端パーツを取って行います。直径15mm程の狭い穴になります。
補充後はあまり強く閉め過ぎると、次回の補充の際に苦戦するかもしれませんので、軽めで十分です。
当時はキャップのサイドにある穴に引っ掛ける、特殊なレンチが有ったようですが付属致しません。

■SIZE■
設置状態 SIZE H:11.5cm×W:11.5cm×D:17cm
球体のみ SIZE H:11.5cm×W:9.5cm×D:9.5cm

■CONDITION■
メッキパーツは経年使用の小傷や、斑点状の多少のメッキ剥げなどございますが、ガラス球体はクリアで割れやカケも無く、トータルで見ても非常に良いコンディションです。